ぐるぐるとグリモー5枚組が無い話。

 先日ご紹介させていただいたロレール指揮のhr-管弦楽団演奏会。全曲動画は以下。
 超絶技巧のリストを挟んでパルジファル宗教改革。素晴らしいと僕は思った。
 ワーグナー・リスト・メンデルゾーンというプログラムは特別珍しいものではないけれど、見方を変えると粗末に扱われかねない作品の集合体のような気がしなくもない。というのも全ての演奏会にはあてはまらないけれど、日曜日にEテレで放送していたフィラデルフィア管ではモーツァルト41番とマーラー1番、アンコールはストコフスキー編の有名なバッハで、素晴らしい演奏と思いつつ、あくまで個人的な見解として感動の欠片も無かったのは、テレビだからか、指揮者に興味が持てないからか、自分のコンディションなのか、要素は様々だけれど根本的にわざわざ高額なチケットを購入したくないプログラム構成かなと感じられたから。
 それでもAプランとBプランがあったとすれば、お客さんが来なければどうすることもできないから「じゃあAプランにしよう。」それが現実で、大昔から何も変わっていない。
 でも、いちいち拘っていられないのは、仮に自分だったとしてもAプランに切り替えるような気もする。
 つまり死活問題だ。
 繰り返すがフィラデルフィアは素晴らしい。でも巨人の「黄金虫は金持ちだ♪」に聴こえてくる部分辺りから睡魔がやってきて、音楽と関係ない「前半では誰かがいたP席に空席が目立つな。さてはS席に移動したな。」とかどうでもいいことを考えた。
 先週木曜日、男ばかりのブログ友達との(大義名分はCDぐるぐる交換)飲み会は御茶ノ水のいつものお店。今回は最大6人のイメージでしたが、蓋を開けたら、nさんとLさんと小生の3人でした。僕は暇だがどうやら世間は忙しいらしい。別に気合が入っていた訳でもないのですが19種類24枚のCDを持参。3人だって楽しいことが分かった。
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 身体の事情でお酒を飲めないけれど、モツ煮と刺身と鳥天・・忘れてしまいましたが中々と三岳となんだっけ?もうどうでもいいと、数杯の焼酎と共に芸術談義が披露されたように思うけれど、「お前はそんなにスケベ人間だったのか!」と誰かを追い込んだ記憶もあるので、知的な会話からほど遠い宴会だったとも言える。
 大きな収穫は、どこのCDショップでも見たことがないニレジハージのCDを入手したこと。
 そして若き日のグリモーはブラームス
 もう1つはスティング!これを入手しただけでも生きていて良かった。「吟遊詩人になりたい。」と限りなくBプランに導かれるCD。
  ラビリンス(Songs from the Labyrinth)【2006年発売、DG】 http://www.hmv.co.jp/news/article/608140037/   <曲名> Come again(ダウランド)   <演奏> スティング(ヴォーカル)、エディン・カラマーゾフリュート
  そんなこんなで午前様。誰もいない鎌倉駅西口。タクシーに乗った。
 翌朝ニレジハージを聴きながら、マンデリン珈琲を啜る。リエンチからローエングリンへの飛躍にドキリとした。
 その後ブランチではブラームス。窓を開けると小鳥の鳴声と反応した。
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 翌々日、再び御茶ノ水はお仕事。
 仕事終了後「神田伯剌西爾」で仏蘭西ブレンドな時間。
 ぐるぐるのときに、nさんが「ディスクユニオンにグリモー5枚組が600円台」を思いだし、それじゃ買いに行こう。
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 「う~ん、どこだろう?」厄介な作業だな。
 とりあえずピアニストコーナーを一枚一枚確認するけれど、どこにも無い。
 「もしかしたら他のコーナーかな?」と思い、新着からなにから店舗全部のCDを確認。
 仕方が無いから店員さんに聞いてみれば「演奏家はグリモーでよろしかったですか?」って・・・さっきからそういっているだろうが!
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 nさんに「無い」とメール。しかしたった2日の間でグリモー5枚組を誰が購入したのだろう?残留思念を追いかけるも無駄な作業。つまりサイコメトリーである。参考まで。
 なにも買わずに帰路につく。
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 横須賀線で明日のために脳を切りかえる手続き。
 バスから踏み切りの江ノ電
 ちなみに土日に仕事は勿論Bプランで対応しました。
 人生小さく纏まっていられない。
 合言葉はニレジハージ。