グリモー「Duo」の衝撃、そして美しきバルトーク

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 用事ついでに新宿ディスクユニオンに出没。前々から聴いてみたかったグリモーを3枚購入しました。
 大人の買物に見えるかもしれないけれど、実情として全部合計しても新譜1枚以下のお値段。
 ベートーヴェン「皇帝」&28番のソナタにはボーナスとしてDVDが付いている。指揮はJarowskiブーレーズバルトークの協奏曲が3曲。(1番ジメルマン、2番アンスネス、3番グリモー)チェロとのデュオはシューマンブラームスドビュッシーショスタコーヴィッチという内容。
 しかし土曜日の新宿は人が多くて草臥れてしまう。湘南ライナーのホームで立っていられない程の疲労を感じグリーン車で帰宅したのだけれど、鎌倉駅がこれまた凄い状況、最寄のバス停まで到着してようやく安堵できた。
 
 
 軽く食事をしながら最初にチェロを聴いたのですが、途中から睡魔に襲われ(特にブラームス)ソファーに寄りかかりながら半分夢見心地。ショスタコーヴィッチが始まるまでは・・・この「Duo」というタイトルのCD恐るべし。形容が難しいが、カサブタを無理やり剥がされ傷口に麻酔無しで針でも刺されたような傷みは、グリモーのバッハが辛さ10倍なら、そいつを更に100倍にしたような雰囲気。(もはやカレーではない)我々の生きている一般的社会では存在しえない世界観なのです。例えば還付金30万円だと思っていたら3000万円振り込まれていたとか、平穏だと思い込んでいた家庭が突然映画「シャイニング」のように変貌したとか。ああ思考が働かない。昨夜タモリ倶楽部を観た人ならご理解いただけるかと思いますが、いつだって「私なんか・・」である。
 ブーレーズがこれまた素晴らしい。桜が咲くまでバルトークでも生きていけるような気がする。
 ベートーヴェンも良いけれど、いわゆる普通のベートーヴェンである。不覚にも「皇帝」なんぞを買わせるのだからファン心理は恐ろしいもの。大人の事情があるのでしょうが、なんでサロネンではなくJarowskiなのだろう。
 ここまで書きながらとんでもない間違いに気がつきました。上記既に修正済みですが、指揮者はVladimir Jarowskiでした。
 
 ロシア国立SOの監督らしい。そういえば動画サイトで見たことがあるお顔でした。
 

 グリモーと言えば楽天にも注文していて、歌のない「詩人の恋」が届く予定。

 それとロレールの指揮したモーツァルト交響曲CDが欲しいのだけれど売っていなかった。でも普通に考えたらタワーとかにも置いていないものが中古として流通する可能性は低く、ネット正規価格で購入するしか方法はないのかな。
 


 その後DVDに夢中・・これが720円って何かの間違いだったのではなかろうか?
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 サロネンとのクレド録音風景も収録されている。髪の毛ブロンドに染めようかな。
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