お金の質

 ↑ボッシュのリサイタル
 ↑ゲルハーヘルのリサイタル

 「たぶんこんなものだろう」・・という歌唱で、わざわざブログで紹介するまでもないかもしれないけれど、ウェブラジオはオーケストラ等の華やかな音楽中心だから、たまにドイツリートがあると嬉しくなる。
 街の喧騒から離れ、心穏やかに過す午後のひと時、珈琲を片手にシューベルトシューマンを聴く。
 僕はゲルハーヘルが苦手だけれど、ブレンドしたケニア豆とブラジル(ショコラ)豆をこれ以上焙煎したら炭になるぎりぎりの状況で淡白な「詩人・・」も悪くはない。
 そういえばセイジ・オザワ音楽祭の「80歳記念演奏会」の情報がメールされてきた。アルゲリッチも出演するという豪華な内容らしいけれど、S席50,000円というから驚いてしまいました。音楽祭はどこに向かっているのだろう。個人的に好きな街だけれど、さらば松本!という思いになってしまったのは、代金に躊躇した段階で<出掛ける資格が無い>ような気がするからである。
 矛盾に感じられるかもしれないけれど独り旅したいと考えている。たぶん音楽と無縁なウィーンで(もう一度観たい絵画がある。)日程は未定。
 松本より高額は当たり前だけれど、前々からお金には質があると気がついていて、使える対象とそうでないものに分類されるのではないかしらん。ひと時の快楽やらブランドに投資するのも悪くないけれど、そろそろ人生を上手い具合に纏めたいと考えている。というのも、いきなり交通事故や不治の病の可能性だってあるし、どう考えても今まで生きてきた時間は残されていないのだから。
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 同業者からサクランボを頂戴した。買ったら高いのだろうなと思いながら美味しくいただいた。