ワーグナーだけの1日
3時間程度の睡眠は声が出ないのに舞台でマイクをにぎらされた不可解な夢。
そして夜明けと共に「ワルキューレ」の続き。Catherine Fosterが歌うブリュンヒルデに若干のストレス。悲しいかな肝心の高音がフラットぎみだったから前後の不安から過呼吸になりそうになった。こんなワーグナーは否。
「魔の炎の音楽」の余韻を感じながら少し遅めの朝食(トーストと目玉焼き)をとり、2杯目の珈琲を飲み、そのまんま「ジークフリート」を鑑賞。期待の表題役?Stefan Vinke・・とりあえずきちんと歌っているみたいだけれど、どこのシーンも表現が淡白。それでも長々全曲を聴いていると脳の機能が慣れてくるもんで、とりたてて感慨もなかったが、昨年までのライアンよりは好みかもしれないとか考えていたら、バイロイトのお客から笑ってしまうくらいの盛大なブーイング。恐ろしい現場である。自分だったら生きていけない。でももしかしたらVinkeのせいだけではなくて演出のそれとか、日に日にどうでもいい気分にさせるぺトレンコの指揮に問題があったのかもしれない。「ラインの黄金」の感動よ何処へ。だいたい朝っぱらから7時間もワーグナーは冷静な判断ができなくなるものなのです。
午後は伸びきった髪をカットしたいと思い美容院の予定でしたがあまりの暑さで玄関からユーターン。
ミヤネ屋を見ながら鳥のから揚げとサラダを食べた。
ソファーに寄りかかり太陽を呪う不可解な夢。
そして今思えばやめればいいのに夕方から「ローエングリン」を鑑賞。期待の指揮者Alain Altinoglu・・自分の感覚を信じるならばこの人が素晴らしかった。舞台はフォークトの歌う今年最後のネズミの演出。去年まではネルソンスがタクトをとっていたあれで、たぶんここ数年のバイロイトでは最も成功した舞台だと思うし、最初から安心して聴いていられた。
ということでテーブル上は散乱したCDRばかり。今後の個人的お楽しみ。
残すは「神々の黄昏」だけとなりました。夕食はプロテインだけ。
http://www.rtve.es/alacarta/audios/fila-cero/fila-cero-festivales-verano-euroradio-wagner-lohengrin-acto-26-07-15/3227960/ ここでローエングリン他が聴けます。期間は不明。
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