お盆

 終戦記念日。当初の予定では《お墓参り→靖国参拝→神保町古書街→エチオピアで7倍カレー→神田伯剌西爾でフレンチブレンド》だったのですが、昼間から原因不明のダルさに襲われ横になってしまった。小さな鼠が床を這い蹲る不可解な幻を見た。数時間後ようやく我に戻りテレビを点けたら高校野球金属バットの音。東海大相模の勝利を確認してから重い腰を上げた。16時。さすがに東京は無理だけれどお墓参りだけはすませたいと考えた。ちなみにお墓は横浜。イメージ 1
 夏の必需品はサングラス。ブラックフォーマルのときは完全にその世界の人に思われるけれど、鏡を見ればラフなジーンズにシャツ姿でも中途半端な危険人物。
 バスに乗れば外国人だらけの観光地がそこにある。そういえば昨日のニュースで茅ヶ崎の海岸に鮫が出没したらしく、この辺りまで遊泳禁止になっているらしいが、その影響なのか砂まみれで半分裸のまんまの「お前どこから来た。その変な水着どこで買った。」的な、もはや死語だがヤンキーが少ないことに気がついた。
 “ヤンキー”とは、国内において、「周囲を威嚇するような強そうな格好をして、仲間から一目おかれたい」という志向を持つ少年少女を指す俗語を指す。また、それらの少年少女に特有の傾向や消費傾向などライフスタイル全般を含める場合もある。wikiの引用。おかしな文章だ。
 17時30分墓地に到着。お盆といえども夕方になれば死者のほうがはるかに多く、西に傾いた陽射しの後のほうから「かごめ遊び」が聞こえてくるような雰囲気。
 僕は生真面目な反面適当な部分が多くて、途中でお供え物を購入するつもりだったのに、どういうわけかひたすら墓を目指して歩いたがために手を合わせる時になって何かが足りないと気がついた。よそのお墓には果物やお饅頭。さすがにお花は(その場で買える。)用意したけれど、コンビニまで引き返すのがやたら面倒だから飲みかけのアクエリアスだけ置いてきた。
 帰りがけにそのコンビニに寄り国民健康保険を来年3月分まで全額支払った。

 ↑はJaap van Zwedenが指揮してゲルネが歌っているシューベルトとRシュトラウス
 個人的にオケ伴奏の歌曲は苦手なのですが、これが素晴らしい!悔しいがシカゴSが上手い。
 曲目は以下。後半の「運命」・・僕は聴いていない。
 
 Schubert, orch. Spindler An Sylvia, D. 891
 Strauss, orch. Heger Traum durch die Dämmerung, Op. 29, No. 1
 Strauss Das Rosenband, Op. 36, No. 1
 Strauss Freundliche Vision, Op. 48, No. 1
 Schubert, orch. Brahms Greisengesang, D. 778
 Strauss, orch. Heger Heimliche Aufforderung, Op. 27, No. 3
 Strauss Ruhe, meine Seele, Op. 27, No. 1
 Schubert, orch. Reger Im Abendrot, D. 799
 Strauss, orch. Heger Allerseelen, Op. 10, No. 8
 Schubert, orch. Webern Tränenregen from Die schöne Müllerin, D. 795, No. 10
 Strauss Morgen!, Op. 27, No. 4
 Matthias Goerne, baritone
 Beethoven Symphony No. 5
 Originally recorded at concerts on Feb. 5, 7, and 8, 2015