ヨハン・ボータ死去

 ヨハン・ボータが亡くなりました。
 かなりショック。
 今年に入ってからキャンセルが続いていたので気になっていましたが、最近舞台に立ったと知り、10月のウィーン国立歌劇場来日公演で元気な姿を見せてくれると信じていただけに残念です。
 癌闘病中51歳だったとのこと。
 春にウィーンに行ったときに劇場のポスターを見ながらカラフも別の人になっていたっけ。
 近々国立のエコノミー券が発売されるので運がよければアリアドネのチケットを購入したいと思い始めたタイミングだった。
 これで今回オペラを聴きにいく理由が完全に無くなった。
 代役は誰なのだろう。
 代役といえば震災の年に放射線を恐れた?カウフマンの代わりにローエングリンを歌ったのがボータだった。
 そのときの記事がこれ。
 意識が高揚していたのか、二度に分けてやたら細かく舞台を分析していた自分を発見。
 あの時のケント・ナガノは酷かった(笑) それでもマイヤーやニキーチンも出演していた豪華な舞台でした。
 https://www.youtube.com/watch?v=vwj5ZrDF2Jw ← そのときの動画「遥かな国に」
 聴けば素晴らしいと分かる。
 社会が弱っていた時期。
 
 ボータは他にも何度か実演に接してきましたが裏切られたことは一度もない。
 正確にはスカラ座でのラダメスで最初のアリア最後の音に若干のストレスを感じた程度で、振り返ればそれもいい思い出。
 
 最後にボータのジークムントが好きなので「ワルキューレ」第1幕を貼り付けておきます。
 英雄はワルハラに旅立ちました。
 素敵な時間をありがとうございました。
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