10・18(ルプー緊急帰国)

 ゆったりと芯のある音楽が聴きたくなり、明日のラドゥ・ルプー演奏会に出かけるつもりでいたのですが、なんと急病の為に緊急帰国してしまった。
 15日の京都公演は行われたようですが、その後に身体の具合が悪くなったらしく、何だか最近そんなのばかりで(小澤・サロネン・ゲオルギューもそうでした)ミューズの波長が狂いだしているとしか思えない。
 新日本フィルでの協奏曲はペーター・レーゼルが代役らしいけれど、リサイタルは当然公演中止。
 お昼に長谷の華正楼で食事。
 3階の部屋だったので景色が綺麗で逗子マリーナまではっきりと見ることができ、どこまでも簡単に歩けそうな感じ。秋の空には鰯雲。紅葉まではまだまだ時間がかかりそう。観光客が列をなしている。隣の部屋からは男女の英会話。Rの発音から英国人かと想像した。
 兎に角急病がどの程度のものなのか心配でしかたがない。
 先日司会の仕事でご祝儀を頂き、時間の調整もついたので、つまり不謹慎にも「人の心で」ルプーに行こうと思っていたのですが。
 20代の頃に上野でルプーを聴き、独特のリリシズムに魅せられ、以来好きなピアニスト。サインまで貰った。
 心から回復を願う。
 今日は誕生日。