2010 12・7(今年の演奏会を振り返る)

 先日のP・ヤルヴィの印象が良かったので、このまま年内は演奏会に行くのは止めにしようと思いました。
 今年を振り返るのは早すぎるかな、またベスト演奏会は誰だったかなんて比較もできませんけれど、クラシック鑑賞暦が始まって一度もオペラに行かなかったという稀有な平成22年だったし、最初の5ヶ月はテンションが上がらず何も聴きに行かなかったから、数の少ない分あれこれと思い出しやすい。
 オペラといえば新国立劇場の会員であるアトレカードも更新しないでそのままだから、それでも別にどうでもいい?オペラというより私は新国に関心が無くなった。
 正確に書くなら、幾つか「あそこの」オペラを観て、不思議なことにいつまでたっても感動しない自分を発見。
 つまり何時からか興味が無くなってしまっただけ。
 最後に観たのは2回目のリングチクルスの「ワルキューレ」で、続きがある話なのに、誰よりも好きなワグナーなのに途中で放棄したのは自分でもどうしてか半分理解できないけれど、恐らく鑑賞の限界だったのでしょう。
 今後よほどの事がない限り新国立劇場には行かないと思います。
 それでも今年は素晴らしい演奏に恵まれました。
 サロネン指揮フィルハーモ二ア管、シベリウス「第2交響曲
 アーノンクール指揮ウィーンコンツェントゥス・ムジクス他、「ロ短調ミサ」と「天地創造
 P・ヤルヴィ指揮ドイツカンマーフィル、シューマン「第4と第1交響曲他」
 この指揮者と団体を金メダルにしたいのは、実に幸せな時間を過ごすことができたから。
 上記以外にも9月松本でのサイトウキネンと先月のウィーンフィルが印象深いけれど、直前での指揮者変更や曲目変更があったりしたから、どこか感覚的に聴く気持ちが削がれてしまい少し残念。
 今でもサイトウキネンは録画した映像を観るとあの日の気持ちが蘇るのは、なんと申しましても小澤征爾さんの復帰だったのですから特別なのでしょうか。
 そういえばノリントンも聴きました。
 あと諏訪内晶子さんショスタコーヴィッチVn協奏曲1番が素晴らしく。
 シーララのシューマンP協奏曲も良かったみたい。
 「みたい」というのは記憶が曖昧だからですが、テレビで観たら良かった。
 
 それから随分前ですが、1月5日文京シビックでの「2台ピアノの夕べ」 「ダッタン人・・」 ラフマニノフ「2台ピアノのソナタ」 そしてサン・サーンス。 ピアニスト宇都宮三花さん梅田麻衣子さん・・・原稿作成と朗読は下手くそな私の「動物の謝肉祭」、思い出すだけでクラクラするのは、舞台に立つ恐怖と快感、思えばあれが今年の始まりでした。すいませんが勝手に銀メダルにいたします。
 
 年末から年始にかけてパートナーの実家北海道に行くのですが・・
 「紅白」を観なくてはいけないのかな? 元旦のウィーンフィル観ていいのかな?
 これが現在の悩み。