2010-01-01から1年間の記事一覧

「シューマンの指」その3

「幻想曲 ハ長調」を聴きながら「シューマンの指」について思い浮かんだこと。 私は大きな勘違いをしていたようで、途中からの推理小説みたいになるから、前回ブログでは転調なんて表現しましたが、ストーリーそのものがシューマンの人生を準えて作られてい…

秋の夜長 レコード⑥⑦⑧⑨

大阪センチュリー交響楽団主席コントラバス奏者がマウンテンバイクで下山中に頭部を強打し亡くなりました。 リサイタルを開いたり精力的な活動をされていた人のようですが、コントラバス奏者には詳しくないので、それでも不慮の事故による死は音楽家に限らず…

サイトウキネン演奏会

9月5日 16時開演 サイトウキネンオーケストラ チャイコフスキー 「弦楽セレナーデ ハ長調 作品48」から第一楽章 指揮・小澤征爾 武満徹 「ノヴェンバー・ステップス」 尺八・三橋貴風 琵琶・田中之雄 指揮・下野竜也 20分間の休憩時間 ベルリオーズ 「幻想交…

水の街・松本

松本は女性が綺麗が第一印象、第二に暑すぎて普段はそのような事もないのでしょうが、36℃位はあったのではないでしょうか。 とにかく汗だくで最初の行動が駅前のサークルKで足りなくなるとTシャツを購入、それから移動しザル蕎麦に鮎の天麩羅、ホテルにチェ…

ティーレマンのベートーヴェン

「芸術劇場」で、ティーレマン指揮ウィーンフィルのベートーヴェン交響曲5番、6番、4番を放映するというので楽しみにしていました。 それで、今聴き終わりましたが、結論から言うとアゴーギクがとても気になり非常にくたびれました。 私は、この人苦手かもし…

9・1(震災の写真)

鎌倉駅の脇に綺麗な地下道があり、内部のウインドウには小学生の絵画や書道等が飾られ、それが「大仏」だったり「平和」だったりと通るたびに横目で見ながら、何処かの公園にありそうな裸の女性が子供と手をつないで空を見つめるように歩むブロンズ像、例え…

シューマンの指・その2

「シューマンの指」を読みました。 まだお読みでいない人もいますし、よくあるストーリーのネタバレみたいな考えは私にはありません。 そのため抽象的な文章です。 昨夜まで約半分を読み今日は残りの頁でしたが話が急展開、折しもシューマンのオーケストレー…

「シューマンの指」奥泉光

既に8月31日二学期前の子供たちが憂鬱になる、或いは宿題に追われている、もしくは先生方が月曜日の会社員の如くストレスを抱えているのでしょうか。 今日の文章は、ほんの読書の休憩時間で気まぐれ、集中力はございません。 奥泉光著「シューマンの指」を友…

コパーとブレヒト

陶芸家ハンス・コパーの特集「日曜美術館」。 ユダヤ人の父ドイツ人の母、裕福な家庭に生まれ育ったが大戦中に父親が自殺、19才のハンスは独り英国に渡り以来母と離れ離れ、しかしルーシー・リーとの運命的な出会いに恵まれ陶芸家人生を歩み始めた。 陶芸の…

数字

最近気になるニュースが幾つかあります。 (1)戸籍上生存者で200歳。 テレビでは数日前までの186歳は西郷隆盛や坂本竜馬より遥かに上と年齢比較。 今回私は、この人ショパン、シューマンと同い年であり、ワグナーの3才違いでサドと人生が多少重なっていると…

下野頑張れ

今日のニュースは、小澤征爾さん復帰公演サイトウキネンオーケストラ演奏会プログラム変更でしょうか。 今朝方友人からのメールで知りましたが、癌は完治したものの腰の具合が悪く10分以上は無理だそうで、チャイコフスキー「弦楽セレナーデ」の一楽章のみ指…

ジャリの「馬的思考」を読んでいます。

今年の夏は三度花火を見た。 最初は7月の鎌倉、二度目は伊豆を訪れた時に偶然見た狩野川、そして昨晩の逗子。 それぞれ特徴がありますが昨夜が最も華やかで心に残りそう。 去りし夏を追うかのようになんて日本的情緒よりも、轟音海山にこだまし色彩豊かでド…

8・26(美食とは)

一昨日は取引先に招待され、正確には会費払ってBQに行ってきました。 炭火焼で鮑をいただきました。丸ごとの鮑を全部一人で食べたのは初めての経験でで特に肝が美味しくて、私はまた世の中にある美食を知ってしまいました。しかし会費は安すぎる、いいのだろ…

8・24「歪んだ歩道」

【不可解な夢】 何故かマラソンに参加させられている夢。 この大会には安全を優先させる為に歩道しか走ってはいけないルールがある。 かつて子供の時にも参加したようで、実際には存在しないであろう道が夢の中の自分には先に何があるのかが判り、例えばこの…

フォアグラと貴婦人

取引先でパーティがあり列席してきました。 いきなり乾杯発声を指名され当惑しましたが、何ごとも経験、やってみたら気持ちいいものでした。 私は性格的に営業トークのわざとらしさが苦手、とりあえずしっかりと挨拶はするものの食事が始まれば後は和やかな…

リハビリ

数日間かなりエネルギーが低下していた。 いつもの心の波ですが、今回は大波でした。 水曜なんか酷いもので昼間も全く動けずに過ごし、微かに外出したのは夕方植物達の水やりだけだから家にずっといたのと同じで、気が付けば食事もしていないくらい。 多少明…

小山敬三画伯のアトリエと子供の頃の記憶

汗をかきながら帰宅したのが夕方、その後うとうとしてしまい気がついたら外は雨、大地が潤い幾分涼しげ、子供の頃の夏はこんな感じだったよなと思う。 私はこれまで神奈川から出たことがないのだけれど、鎌倉に来たのは比較的最近で、前は横浜その前は座間、…

サイトウキネンのチケット落札

温泉に出かけてから身体に変化が起きまして、目立ちはしませんが頭とおでこに小さなデキモノ、これは恐らく岩盤浴による毒素排泄の痕なのだろうと自ら判断、もう消えつつある。 それと就寝時間に関係なく早起きになったということで、今のところ倦怠感も無く…

教会の鐘

伊豆長岡にある温泉に出かけました。 遊びに行ったというより目的は肩腰の治療の為、宿も湯治場みたいな雰囲気で年配の人しかいない。 最近できたのかな、新しい感じの岩盤浴で水分補給しながら無心で毒素を出し、ミストサウナで呼吸を確かめ、汗を流し温泉…

サイトウキネンに行きたい

8月3日 小澤征爾さんの復帰会見の様子をニュースで見ました。 癌の手術後であるし当然だけれど随分とお痩せになられたなと心配になりました。 「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」開催に向けて目標を設定し体調管理に努められているのでしょう。 私は…

分類

日記のような思うがままのブログ数が60を超えたので、いいかげん整理しようと書庫を分類しましたが、作業の途中で分類なんかしなければよかったと思い始め、でも途中で止めるのも嫌だから我慢しながら分類を続けました。 そして、分類しながら改めて書いたも…

結婚披露宴列席とサロネン非正規盤

もう10日くらい経っているけれど結婚披露宴に出席してまいりました。 私にとって司会を頼まれない純粋列席は珍しい出来事で、ただ呑んで食べてお祝いする当たり前の形がとても新鮮でした。 あくまで個人的なお祝いだしブログに書くつもりもなかったのですが…

「幻の下宿人」R・トポール著

睡眠薬が切れてしまい仕方なく都内まで出かけた。 近所の病院で済ませれば楽なのでしょうが、コンディション等を最初から説明するのが大変に面倒くさくて、何時もの事でもあるしちょっとした気分転換にもなる。 駅前の本屋でなにげなく手にしたR・トポール著…

純粋な響き

ウィーンフィルのチケットが発売され、どうにかミューザ川崎のサロネン指揮マーラー9番を手に入れました。 希望としてはサントリーホールでのブルックナーが一番聴きたいけれど、安い席が売り切れてしまいオークションでどうにかしたいと思っています。 ちな…

コロのリエンチ

ワグナー歌劇「リエンチ」サヴァリッシュ指揮で表題役ルネ・コロのCDを聴いた。 トリスタンやリングはよく聴いているけれど、実に久しぶり。 コロといえば懐かしい思い出があって、来日した折に宿泊されていたニューオータニのラウンジでお茶しながら話がで…

「バン・マリーへの手紙」堀江敏幸

数日にわたり随分と仕事が忙しかったのですが、やっと落ち着きました。 今月の収入の大半を最初の4日で解決させたのだから、毎回このくらい忙しければ嬉しいのですが、しばらくは暗く暇な夏になりそうです。 堀江敏幸著「バン・マリーへの手紙」を買ってみま…

6・15 声なき声

60年安保から50年、今日は樺さんの命日「声なき声の会」に行ってきた。 池袋の会議室には約60名が集まっていた。 若い人は少なく、それでも意見交換等に期待していましたが、当時を知る年配の人が的の外れた長い思い出話ばかりするのだから、悲しい気持ちに…

6・11のジュピター

ワールドカップサッカーが始まり賑やかと申しますか、あんなにお祭りみたいな騒ぎでしたっけ。 現地の人が吹いているラッパみたいな楽器、名前を何度聞いても忘れてしまうのだけれど、あれが凄く脳に響きまして、大量の虫が飛んでいるみたいな音で、とても私…

これから読む本

取り留めの無いおかしな夢に魘され、台湾栗鼠の鳴き声で目覚めた。 仕事の関係で、アーノンクールのチケット発売時間にアクションが起こせずモヤモヤしていましたが、昨晩のオークションそこそこの金額で落札できました。 10月のバッハ「ロ短調ミサ」です。 …

6・4。後遺症

先日のサロネン後遺症で死人のような二日間を過しました。 これだけの脱力も珍しいです。 壮大な曲が終わった後の沈黙、聴衆の皆様にも恵まれたのです。 シベリウスは歴史的名演だったと余韻に浸っていましたが、土日は仕事だからそろそろ社会復帰しなければ…